【働く者の立場に立った政策・制度を実現する政治へ】
連合はどうして政治に関わるの?
労働組合の基本的な役割は、組合員の雇用を守り、労働条件を維持・向上することで暮らしの安定をはかることにあります。しかし、社会保障や税をはじめとして、企業内の労使間だけでは解決しきれない問題も多く、国や地方の法律や条令の改正、予算の確保・拡充等に向けた政治活動に取り組むことが必要不可欠です。
同時に、民主主義社会を成熟させていくためには、国民一人ひとりが主権者としての意識を向上させ、主体的に政治に参画していかなければなりません。また、組合員一人ひとりが政治の重要性を認識し、積極的に政治活動に参画することで、働く者の立場に立った政策・制度の実現をはかることが求められています。
連合が政治活動に取り組む理由は、まじめに働く労働者が安心して暮らせる社会を実現するためであり、私たちの生活改善と産業政策や社会制度の向上をめざしています。その実現のために、私たち労働者の代表を政治の場に送る取り組みや、志を同じくする各級議員との連携を行っています。
【連合の政治理念】
- 連合は、労働組合の使命として、主権在民、基本的人権の尊重、恒久平和を基調とする日本国憲法の理念に沿い、労働基本権をはじめとする人権、自由、平等、民主主義を擁護し、社会的公正・正義を追求し、平和な社会および男女平等参画社会の実現をめざす。
- 連合は、政府、政党などとは異なる自主的組織としての主体性を堅持しつつ、目的と政策を共有する政党および政治家と協力して、労働者とその家族の労働と生活環境の改善をはかり、真の「ゆとり・豊かさ」を実現する。
- 連合は、誰もが公正な労働条件のもと、多様な働き方を通じて社会に参加し、相互に支え合う「働くことを軸とする安心社会」の構築を通じて希望と安心の社会を実現する。
- 連合は、日本の労働運動の国際的責務を深く自覚し、世界平和の達成と諸国民の共存共栄および地球環境保全のために努力する。
【連合の政治活動】
- 組合員の政治意識の向上と政治活動への積極的参加。
- 審議会等政府・地方自治体の諮問機関への参加と、支援政党・政治家と連携した政策・制度の実現。
- 政党や市民グループ、諸団体等と連携した、政策・制度実現に向けた世論喚起、大衆行動の展開。
- 法令を遵守し、社会通念上も節度を持った政治活動の推進。
- 「働くことを軸とする安心社会」実現のための政党・政治家への支援・協力。政策協定を結んだ政党・政治家に対する政策・制度実現に向けた要請。
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