生活闘争

 連合に加盟する労働組合では、経営側と団体交渉を行い、賃金や労働条件の向上をめざしています。働く仲間が安心して労働できる環境を作ることは、労働組合の最も重要な運動と言えます。

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春季生活闘争とは?

 企業の経営側と労働組合側は毎年春に新年度の社員の賃金やボーナス、処遇の改善などについて話し合います。それが「春季生活闘争」いわゆる「春闘」です。

 毎月の給与は、定められた時間を働いたことに対する基本給や、残業手当などの所定外賃金に分けられますが、春闘では、給与の大部分を占める基本給の増額をめざして話し合いが行われています。

 また、同様に夏季一時金闘争や秋季年末一時金闘争といった、季節闘争も展開しています。

 特に秋季闘争は、民間組合における年末一時金労働協約改定闘争に加え、公務員組合における賃金確定闘争さらには石川県や各自治体に対する政策制度要求の実現をめざして取り組みを進めます。

 連合では、集約した加盟組合の闘争状況の提供や、集会の開催や街頭キャンペーンの実施を通じて、組合のない職場で働く仲間の賃金アップにむけた世間歓喜・相場形成を行っていきます。

「ベースアップ」と「定期昇給」とは?

 「ベースアップ」(略して「ベア」)とは、個別賃金水準を引き上げることです。簡単にいえば、賃金表の書き換えです。一方、「定期昇給」とは、毎年ほぼすべての人を対象に年齢や勤続年数、社内の肩書などに応じて自動的に賃金が上がる仕組みです。前任者(先輩)に追いつくために必要な個人別の賃金の上昇のこととも言い換えられます。

 例えば、34歳の人の賃上げは、「34歳→35歳の定期昇給+35歳のベースアップ」となります。定期昇給が制度化されていない場合、定期昇給に相当する部分を交渉で確保しなければ、個別賃金水準が低下することになります。

 年齢や勤続年数がまちまちな職場の仲間の賃金を、年齢や勤続年数の順に並べてみます。すると、年齢や勤続年数が増えるにつれて賃金も上がっていき、ほぼ右肩上がりの曲線が描かれます。この、賃金の上昇具合をあらわす曲線のことを「賃金カーブ」といいます。

 近年では、定期昇給を廃止し、個人の能力や仕事の成果に応じた賃金を支払う成果主義の導入を導入している企業も増えてきました。

 ただ、定期昇給がなくても、「賃金カーブ」を知ることによって、自分の職場がどのくらい毎年賃金が上がっているのか、また賃金ベースがどのくらいかを知ることができます。