石川県経営者協会への春闘要請を実施

連合石川は2月13日(木)に「石川県経営者協会との懇談会」をANAホリデイ・イン金沢スカイで開催し、2025年春闘に関する要請書の提出や春季労使交渉についての意見交換を行いました。

連合石川・福田会長からは、昨年の4.5%の賃上げ実績を報告し、昨今の物価上昇にかかる賃上げについてはコストプッシュ型であることを指摘しました。石川県経営者協会の髙松会長からは、賃上げ時代の到来と、賃上げの持続可能性について言及しました。

また、価格転嫁の課題や人材確保、育児休業制度など改善についても活発な意見交換が行われました。特に、中小企業における価格転嫁の難しさや、若年層と中高年層の賃金バランスについては労使共通の課題としました。

本日の懇談会では、昨年1月1日及び9月の能登地区を中心とする災害による被害者への支援と復旧復興について、企業と労働組合が義援金拠出やボランティア活動への協力を継続することが確認されました。また、賃金引き上げについては、必要性についてはおおむね合意しましたが、非正規労働者を含む賃上げ要請に対して財源確保の難しさが課題として指摘されました。